「新訂乳児保育の実際(その子とのコミュニケーションをとおして)NPO法人コダーイ芸術教育研究所(明治図書)」を読みました
保育とは○○!
「新訂乳児保育の実際(その子とのコミュニケーションをとおして)NPO法人コダーイ芸術教育研究所(明治図書)」を読みました。
心底感じたのは
保育とはその1つ1つの全てが芸術だ、ということです。
例えば、部屋のつくり。
何があって何がないか。そして、どこにあるか。
それらが全て、
何を目的とするから、あるのか、ないのか、どこに、どのように…全てが決まってきます。
それらは子ども1人1人も、同じです。
何を目的とするから、どこに着目して、いつ、どのように、どんな表現で、言葉で、動くのか。
私たち大人も、それに呼応し、どこに着目して、いつ、どのように、どんな表現で、言葉で、心持で子どもに投げかけていくのか。
本にある言葉や表現、行間から、子どもを観ていく深い愛を感じました。
揺るがない大原則
保育に関する実践的な知識と情熱に裏打ちされた著書。
特に乳児保育に焦点を当てた視点から、
保育の仕事に携わる方々、保育に関心のある方々に深い洞察を提供しています。
移り変わりの激しい時代です。
だからこそ、揺るがない軸をもつことは、これまで以上に大事になってくるように思います。
その軸は、心の奥底から「ここだ!」「ここを大事にもっともっと皆で成長していきたい」と思えるものであることが
とても重要です。
そして、その軸があるからこそ、困ったときも、浮かれたときも、そこに立ち返る。
だから、その他は楽しみながら変化させていけますよね。
何年経っても変わらない本質を
「新訂乳児保育の実際(その子とのコミュニケーションをとおして)NPO法人コダーイ芸術教育研究所(明治図書)」は
示してくれているように思います。
初めて読んだ日、
1年後、3年後、5年後、10年後…に読み返した日。
興味を惹かれるポイント、胸に響く場所が違ったり、
変わらない箇所もあるかもしれません。
読み返す度、
「保育に向き合う自分自身の今」を優しく映し出してくれる本、だと感じました。
楽しみですね!
(園のオリジナルな軸を見つけたい!かたは Watowaコンサル にお問い合わせください)
第1章 乳児保育について
第2章 保育の仕事
第3章 保育の実際
第4章 育児について
第5章 遊びについて
第6章 経験・美的活動
第7章 書類・記録・点検
第8章 保育園と家庭の教育
何らかの刺激や働きかけ“問い”に対して、ことばはなくても表情、身体の動きで必ず“答えて”、一緒にやっていこうとしている子どもの姿があります。
それに注目することができれば、子どもの行為やことばの意味に理解が及びます。保育者の感情が伝わりコミュニケーションが生まれ、愛されていることを実感することができるのです。本書が、読者の皆様の一助になれば、これにまさる喜びはありません。
新訂 乳児保保育の実際 その子とのコミュニケーションをとおして (NPO法人コダーイ芸術研究所) 明治図書出版