ことばの遅れが心配。保育士皆で子どもの本質を理解したところ、発語が増え、イキイキした表情に。

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保育園心理コンサルテーションで行った、具体的な支援の一部をご紹介します。

やりとりと発達チェック

担当の保育士さんからの情報をもとに、個別のやりとりで発達チェックを行いました。

ここでは、出来る出来ない、という単純な結果だけではなく、

そのお子さんの課題への取り組みかたや、そのときの表情、たとえ間違えたとしても、その間違え方など、

多方面から専門的にかつ詳細に見ていきます。

内容のお伝えと方針の決定

A君とのやりとり、発達チェックで得られた理解の情報を、わかりやすく保育士さんと共有します。

そして、保育士さんの意見や考えをお聞きした上で

専門的な観点からさらに考察を深めていきます。

A君の場合、得意なところを伸ばす方針と、苦手なところを補う方針と、

まずはどちらがよさそうかを総合的に判断しました。

そして、

  • A君に対するおとなのかかわり方のコツ
  • 保育園でできる課題
  • 保護者のかたからご要望があった場合にお伝えするポイント

等について、クラスの保育士さんにアドバイスを行いました。

お子さんの中にある、大きな力を信じましょう。

保育の現場での応用

方針の話し合いの場で、理由等についてもお伝えできたため、

すぐに具体的にイメージしていただけたようでした。

A君への接し方を、一貫した形で行えるようになったそうです。

その結果、

A君は、ことばへの関心が高まり、発語が増えました

同時に自信が芽生え表情がイキイキしだしてきました。

加えて、友達とも以前よりもうまく関係を築けるようになりました。

ワンポイントアドバイス

ことばの発達は、保育士さんのみならず、親御さんも心配になることが多い着目点です。

大事なのは、そのお子さんの全体像を見てとらえることです。

専門的見地からの見立てを、是非体験なさってみてくださいね。

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