「寄り添い教」

よりそうなんて知らないの犬のイラスト

世の中は寄り添いスローガンで溢れています。

○○に寄り添いましょう、寄り添った△△が大事です…

確かに、耳障りはいいですし、
悪いことではないようにも、思えましょう。

しかし、

本当にそうでしょうか?

そんなベターッと一色塗りのような
寄り添い100%がよいものなのでしょうか?

全て、バランス。
さじ加減だと思います。

辛さや悲しみを全く口にできないような場面で
さりげない寄り添いがあったら、
それは本当に、
染み入るように嬉しいことでしょう。

でも、何でもかんでも寄り添われても、それはどうなの?と申しましょうか。

自分で何とかするから放っておいて!と思うかたもいるでしょうし、
寄り添われて当然なんだよ、もっと寄り添え、この苦しい状況がわかるか!
みたいに思ってしまうかたもいるかもしれません。

子どもも同じ。

違うのは、

大人はこれまでの多くの経験からそれらを位置づけられますが
子どもはそれが「世の中とはこういうものだ」の土台になってしまう可能性が高い、ということです(もちろん、後でも変えられないわけでありませんが)。

ここ数年、
「寄り添うのが絶対的な善である!!」
のような根深ーーい思い込み、縛りの中で
自分を責め、苦しんでおられる福祉職のかたを
沢山見てきました。

今の社会風潮、権利の問題、その他。
そうなるべくしてなった色々があるとは思います。

が、
スローガンではなく、
本質を。

場を提供する側も、利用する側も
互いが出来るだけのベストを尽くし、
そのことに感謝し合い、許し合えるような
そんな世の中になっていけたらいいのにと思います。

当コンサルでは、最初に園のご希望と全体のご様子を伺います。その内容をもとに見立てを行い、ご一緒に目標を設定。その際に、1年間取り組む一番良い形態をご提案させていただきます。
(半年に1度、それまでの振り返りを行い、目標や形態の修正、再確認等を行います)
お子さんの心や発達の理解を深める支援の他に、園長先生がスタッフの方々を育てる支援等もご要望が多いテーマです。

Watowaコンサル