【園長先生・保育士さん】保育園での保護者の要望・希望との向き合いかた

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保育園の園長先生や保育士さんの迷いの中で多いのが、

保護者のかたからの要望・希望等への対応の仕方です。

親からの「こうしてほしい」を、言われたままにかなえるかどうか。

もちろん、物理的時間的にできるできないの問題もあるでしょう。

しかし、それ以上に、保育者を悩ませるのは

そうすることが、この子の発達に本当に望ましいのかどうか」という点ではないでしょうか?

実はそこには、何を軸に考え、判断していくかという、保育で働く方々の未来に繋がる大きな選択が潜んでいます。ここでは、その2つの軸と考え方、それを突き詰めていくと起きがちな変化とその受け止め方について、書いてみます。

子どもたちが自由に元気に魚遊びをする様子のイラストです
楽しく伸びやかに

保育はサービス業?専門職?

親御さんからのリクエストやお願いにどこまで応えるか、

または、どの部分はできてどの部分はできないと伝えるのか、

これらには答えはありません。

ただ、

保育士さんご自身が、保育の仕事を

サービス業と位置づけるか、専門職と位置づけるか

これによって、方向がだいぶ違ってくると思います。

保育をサービス業として、考えた場合、

親御さんの希望を実現するのが第一義となるかもしれません。顧客満足、といった視点です。

そして、保育を専門職と考えた場合、

第一義はお子さん。

お子さんの伸びやか、かつその子らしい発達を第一義に、考えることになります。

色々な考え方があると思いますので、一概には言えませんが、

こちら、Watowaコンサルでは、

保育士という専門性を深め、子どもを理解するという視点に磨きをかけていっていただけるよう

サポートいたします。

変化のタイミングはその人の手中にあり

実際には、親の希望を満たすことと、子どもによりよい発達の機会を与えることは、対立するとは限りません。

保護者の希望を満足させることが、子どもの心の安定にも繋がって

よい流れができるなど

サービスも専門性も相乗的に満たされるケースもあるでしょう。

ただ、人間は、頭が働いて、欲もあります。

○のためを思って、というのが実は自分のためだったり、そういうことは本当に多いです。

そしてそれには、かなり個人差があります。

そういった個人差と、

年齢、立場からの各々の見え方、考え方のズレも加わって、

お子さんの反応親御さんの希望保育の専門的視点

なかなか一致させられない、ということもあるでしょう。

でも、ここで一番大事なのは

無理をし過ぎないこと。

そして、諦めないこと。

専門的な視点をきちんと大事に持ち、静かに貫き磨きつついる。

一方で、

親御さんの氣持ちや状況や、様々なことにも理解を深め、

焦らずじっくりやりとりしていきましょう。

変化のタイミングは、最終的にその人の手中にある場合が多いです。

元気に追いかけっこをする2人の男の子のイラストです
追いかけっこをする

専門性が高まるにつれ生じてくる別の感情

保育士のかたの専門性が高まるにつれ

色んなことが俯瞰的に見えてきて

そのギャップでかえってモヤモヤしたり苦しくなってしまう場合もあります

おのずと見えてくる範囲も広がるため、

それをどう表現するかにも責任が伴ってくるようになります。

その苦しさ。歯がゆさ。ときに、そうした自分への不甲斐なさ。

そのようなものが増えてきてしまうかもしれません。

でも、それは保育士としての力量が高まってきているからこそ、です。

園長先生にも、そういったことを常々感じておられるかたもいらっしゃるかもしれません。

うまくご自身の心や方法と折り合いをつけながら、忍耐強くやりとりしていきましょう。

専門的見地から、しっかりサポートいたします。

Watowaコンサル

専門家に話してみてください。あなたの心、選びたい行動がハッキリしてきますよ。